大学のほうが本格的にやばくなってきており、更新のほうが著しく停滞しております。巡回してくださってる皆様、本当に申し訳ありませんです。
日本では「GW!GW!」と浮かれ気まっしぐらな頃だと思われますが、あいにく私の大学では現在よりテスト週間に突入です。一年で最も多忙な時期で、遊ぶ暇すら睡眠時間を削らないとありません。どなたかが「Golden Work」と言っておりましたが、まさにその通りであり、いまはただ夏休みを夢見てひた走っております。
まぁ、そんなか面白いチェーンメール?が友達から来たので、軽く脚色&翻訳して乗せておきます。
この話を読んで、ものすごく納得してしまいました。翻訳自体が始めてに近い作業なのでわかりにくかったらすみません。
ある科学者が自分の研究室で物思いに耽っていました。
彼は近々着工予定の軌道エレベータ建設計画の責任者で、技術的問題点、予算案の提出、建設予定地周辺住民の反対など、数々の問題に頭を悩ませていました。
夜遅くまで悩み続けた彼は、すこし頭を冷やすため川縁を散歩することにしました。
「なんでこんなに問題が山積みなんだ・・・。誰か助けてくれないものか・・・。」
そうつぶやきながら月明かりの照らす中を歩きます。
しばらくすると何処からともなく声が聞こえてきました。
「たすけてくれ。たすけてくれ。」
声のするほうを見ると、浅瀬のところで何かが光っています。
彼は履いていたサンダルを脱ぐと、水の中に足を入れ近づき、泥の中に半分ほど埋まっていたそれを掻き出しました。
見ると古びた水差しでした。蓋の部分には蝋のようなもので蓋がしてあり、中を見ることは出来なくなっています。
彼はその蝋を爪で引き剥がすと、すこしためらった後に蓋を開けました。
すると、中から古びた匂いとともに雲のような大男が現れました。大男は言います。
「助けてくれて感謝する。私は精霊で間違ってこの中に閉じ込められていた。この巨体に、この水差しではさすがに窮屈でな。お主は私の恩人だ。なにか一つだけ願い事をかなえてあげよう。」
科学者は戸惑いながらも、すこしの希望を抱きながら今の自分の悩みを打ち明けました。
「…というわけで、これらの問題をすべて解決してくれないだろうか?」
大男は困った顔で科学者に答えます。
「すまんがワシには難しすぎる。恐らくその問題を解決するには途方もないものが必要だろう。いくら精霊と言えど出来ることと出来ないことがあることを理解してもらわないと困る。だいたい人間は昔から精霊の力を過信しすぎるところがある。たとえ技術一つ取ったとしても、その作成過程に必要な設備投資は膨大なものになるぞ。いまだまだ研究段階であるものを私の力によって…
大男が説教口調になり始めたので、科学者は慌てて、
「申し訳ない。ついつい現実的でない話をしてしまった。」
と謝り、そして最近悩んでいるもう一つのことを話し始めた。
「実は私には長年連れ添った妻が居る。ところが最近どうも私に冷たく、どうやら私に対して怒っている様なのだ。ただ、私は昔から彼女の気持ちがさっぱりわからなくてね。一緒になればすこしはわかるかと思ったが、数十年経過した今も一向にわかる気がしない。どうだろう。私に彼女の気持ちを…」
「ちょっとまった。」
大男は科学者の声を遮ると言った。
「OK。で、軌道エレベータはどこに造ればいいんだい?」