いまさら何を言っても、すべて言い訳にしか聞こえない。
自分から紡がれる言葉のすべてが安っぽく感じる。
どれだけ人を傷つければいいのか。
どれだけ愛する人を泣かせればいいのか。
自分の犯した過ちを、未来永劫に後悔し続ければ、
そして、それで罪が償われるのなら、
甘んじてそれを受けるのが、正しいことなのだろうか。
そのことに足掻く事は、許されないのだろうか。
いままで幾千幾万もの先人が悩んだことを、
僕はここで悩み続ける。
「どうしたら、いいのだろうか」
いくら問いかけてみても、そこから何もかえってこない。
帰ってくる事など、いままであったことも無いのに、
何を信じてここに居るのだろう。
失ったものの大きさに思いを馳せて、
落ち込み、涙する。
そんなことが一体何になるのか、
いや、なんにもならないことはわかってるのに、
そうすることにしか、いま自身の生を意味を見出せない。
自分がどれだけ人に依存し、どれだけ頼っていたか。
自分の甘さ、弱さ、無知さ、卑屈さ、・・・
それを誰が受け止めてくれよう。
唯一受け止めてくれようとした人は離れ、
暗闇に立っている僕は、
その光が唯一のものだったことを知る。
そして、我が身が焦がれようとも追いかけなければいけなかった光は、
いま永遠に消えようとしている。