僕の携帯電話のこと

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雑記(真面目)

あまりにも、歴史や世界情勢を書くと、コメントにお父上が参上してしまうことがわかったので、そろそろお隣さんの話題から離れましょう。

忙しくて書く暇が無く軽く触れただけだったのですが、一ヶ月くらい前に携帯電話が壊れたのですよ。
そこから数日間、携帯電話が無い生活を送っていたのです。
最初はかなりの不便を感じていたのですが、すこし経つとあら不思議。
まさしくびっくりするほどパラダイスでしたよ。
誰からの電話も恐れることなく、自由に行きたい場所へ、行きたいときに行き、のびのびとした人間的な生活を送っていたのです。

で、数日間ほったらかしといたら、関係所轄友人知人からの苦情が殺到ですよ。
読んでて恐ろしくなるようなメールが多数舞い込んできたので、仕方なしに、携帯電話を新調することにしたわけです。

米国生活も残りわずかな僕としては、普通の携帯にしてもまったく面白くないわけで、ebayなんぞを授業中に閲覧しつつ、あたらしいものを物色していたわけですね。
そこで発見したのがこれ。まさしく僕のためにあるような携帯でした。

TREO 300

PDA(電子手帳のようなもの)の雄PalmOSを搭載し、かのHandSpring社から、数年前に発表されたモデルで、現行モデルよりも性能、機能の面で劣るものの、その価格は60ドル〜80ドルと、かなりお手ごろ。
何よりも、携帯電話には見えないその外見は軽く妖精とお話できる人レベルなサイバーさ。もし街中で、これを使って話している人を見かけたら・・・
うん、俺なら決して近づきません

周囲の反対を押し切って買ってしまったこの携帯。まず特筆すべきはそのサイズ。
うちのぬいぐるみの中でも小さめな、なずな君とラリグマ君、それにマルボロ君と比較してみると、

CIMG0352.jpg

こんな感じになります。

さらに手で持つと、

CIMG0354.jpg

こうなり、かなりでかさが目立ちます。というか、どう見ても携帯電話には見えません。
友人のS氏はいまだに僕の電話が鳴るたびに、「It’s your GIANT PHONE!(お前の巨大電話だ)」と茶化すのですが、こう見るともっともな気がしてきます。

見る人、見る人すべてに虐げられているこの携帯も、ある観点から見ると、素晴らしいものを持っておりそれをここに説明しようと思っています。

まず、アメリカの携帯と日本の携帯を比較した際の、もっとも大きな違いは2バイト文字と呼ばれる主に日本語や中国語が利用しているタイプの文字を、アメリカの携帯電話が表示できない、ということにあります。
つまり、アメリカの携帯で日本の携帯とメールを交換しようと思っても、交換されるのは化けに化けた宇宙人語であり、意思の疎通は不可能なわけです。

ところが、このTREOはPalmと呼ばれる、最も人気のあるPDA用OSを搭載しているため、この機種そのものを日本語化でき、さらには、メールのやり取りも可能なわけです。
いまでは日本の携帯と同じように、日本の友達とメールをやりとりすることが出来るようになったわけです。その手順は以下の通り。

1、まずTREO300を購入します。型がかなり古いため、お店では売っていません。
  ebay等を利用し、個人売買で入手しましょう。もちろん、自己責任。

2、ebay等で買ったTREOは、携帯電話会社のサービスストアで、
  機種交換手続きが行えます。早速使えるようにしましょう。

3、使えるようになったTREOにJ-OSをインストールします。
  J-OSはpalm機を日本語化し、2バイト文字である日本語を読めるようにします。
  山田達治氏のホームページSimple-PalmからJ-OS Vをダウンロードし、
  インストールするだけで完了します。

4、日本語を打てるようにするため、X-MasterとJ-OS Treo Helperをインストールします。

5、適当なメールソフトをインストールします。

参考サイト:CHIKI’s Page

以上の簡単なステップで、米国でも日本と同程度の携帯メール環境を整えることが出来ます。
Ringo等の有料ソフトウエアを使えば着メロも自作できるので、自分風味にいろいろカスタマイズすることも可能です。現在では、すべてのメールを携帯に転送しているので、かなり便利。
人前でこれを使って電話できる勇気があればみなさまも是非お試しあれ!

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