僕達のように海外で勉強する生徒は、現地で行われている討論に参加しにくいことが良く在ります。もちろん言語や文化の壁などの理由もありますが、歴史的背景のおかげでなかなか第三者の立場になれない場合が今回のケースに当てはまります。
今回修辞学の授業で、第二次世界大戦と原爆についての討論が行われました。そこで困るのが僕の立場です。何しろ回りはすべてAmerica人、僕一人だけが敗戦国の人間です。こういう場合、討論に参加してしまうと、かなり彼らを虐めたkヒートアップしてしまうため、目立たぬよう行動し発言を控え…
教授 「この記事には、良い戦争と悪い戦争という言葉が出てくるが、その定義は書かれていない。さてだれかわかるかな?」
生徒A 「良い戦争はWWIIのように、悪が誰かはっきりしています。」(笑いながら)
…まぁ、堪えろ僕…突っ込んじゃだめだ。
さらに、原爆の是非については、
生徒B 「あたしはわかんないから、うちのおばあちゃんに聞いてみたんだけどね。真珠湾のことがあったのだから彼らは何をされてもいいのよ。って言ってたわ。」
…まぁ、棺おけに腰までどっぷりな人に何を言われようと…。
生徒C 「9.11と比べて(あまりにあれなので以下略)…」
…あー、ヤバイ。あと一息。
教授 「あ、nov。君は日本人だったよね。出来れば君の意見も聞かせてくれな〜い?」
…ぷちっ
カーン(ゴング)
以下nov
「えーと、まずAさん。悪がはっきりしてるといいましたが、悪を定義するにはまずその理由を知らねばなりません。あなたはなぜ日本が参戦したか知っていますか?え?知らない?君は知らないのに悪とか善とかホザイテイルノデスカ?そうですか。なら、教えてあげます。まず、石油の問…(以下相手が黙るまで続くので略)」
「続いて、Bさん。真珠湾攻撃での攻撃目標は何でしょう?というより、真珠湾真珠湾言ってますが、このクラスの中に真珠湾で何人の犠牲者がでたかご存知のかたは?民間人の割合は?ご存じない?おまえら全員それも知らず…(以下教授が止めるまで続くので略)」
「そして、C。頼むから9.11と比べないでくれ。うちらは自国の技術で開発した戦闘機を使い、軍事施設のみを目標とし、…(血の気の多い奴が教室出てくまで続いたので略)」
…やっちゃった…だから、討論はなるべく控えてるのに。
僕がゲイ疑惑をもってる教授の生暖かい目が印象的でした。
授業が始まる前、目が合って微笑んでくれたブルネットの女の子、
授業が終わった後には、慌ててそらされたよ…orz
どうやら、僕の洗脳には成功したようですよ?>父上
コメントありがと〜。って、こっちへの書き込みが
遅くなってしまってごめんね(-_-;) 昨日ペーパー
でちょっと危険だったのw これからもブログ仲間
としてよろしくです*
さてさて、討論に参加しにくいの私も良くあります。
いやーあったなぁ。戦争についての。さすがに教授は
私に意見は聞いてこなかったけど、あれってホント
日本人一人だけっての辛いよねぇ(^-^;
ホント黙れと言いたくな・・げほげほ。
でもすごい!相手が黙るまで、教授が止めるまで、
教室を出て行くまで・・素晴らしい討論だったのでしょう。
私もその時クラスにいて、勇姿をみたかったなw
あ、最後に「陶芸屋に出入りしていたときに、師匠の商品棚に
自分の作品を置いたのは同罪でしょうか?」とカキコが
ありましたが、やっぱり同罪だと。でも許します。