スローガンを掲げよう

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size=5>「極道」先生…意味が違う 都内中学の国語教諭 厳重注意

学級スローガン 教室に横断幕
 東京都大田区立の中学校で昨年度、三年生の学級担任教諭が教室に「極道」と書いた学級スローガンの横断幕を掲げていたことが六日、明らかになった。教諭は四十歳代で国語担当。個人的な信条の「道をきわめる」という意味で掲げていたというが、辞書によると「極道」は「悪事をすること」などの意味。保護者から「おかしい」と指摘があり、学校側は「教育上、妥当性を欠く」として撤去し、区教委は教諭を厳重注意処分とした。
学校の説明によると、この教諭は三年生の学級担任だった昨年四月以降、教室の黒板の上に「極道」と大きく書いた縦五十センチの横長の布を掲示。今年三月十八日に行われた卒業式の終了後には、「極道」と書かれたタスキをかけて校門で卒業生を送り出した。
 タスキを見た保護者が疑問を抱いて区教委に照会。校長は事実関係を区教委に報告するとともに掲示は不適切だとして横断幕を撤去し、新年度は掲示しないことにした。
 この教諭は、快活で意欲的に生徒指導にあたる「熱血先生」として知られるという。「物事に臨むさいは道をきわめるよう頑張りなさい」が信条で、折に触れて生徒にもこうしたスローガンを説き、生徒の人気も高かったという。
 教諭の学校側への説明によると、「極道」は自分が高校時代の恩師の言葉で、教職の道を選び前任校などでも掲げ、生徒には「きわめみち」と読ませていたという。卒業式に使ったタスキは昨年春の運動会でクラス対抗リレーの際に使ったものだったという。
 同校の校長は「初めて見たときはギョッとしたが、本人にただすと『ごくどう』ではなく、クラスもこのスローガンのもとでまとまっていたのでそのままにしていた」と釈明。「そもそも『極道』を『きわめみち』とは読まないし、保護者が当惑するのも無理もない。教育上、妥当性を欠き、本人も含めて反省している」としている。
 区教委は教諭を厳重注意処分としたが、“悪党のススメ”を説いたわけではないことや、深く反省し卒業生三十一人全員の自宅を訪ね「漢字の使い方が不適切だった」などと“謝罪行脚”している点も盛り込んだ内申を都教委に報告する方針。
     ◇
 【極道】広辞苑によると「極道」は(1)悪事を行うこと、またはその人(2)放蕩(ほうとう)をすること、または放蕩者(3)人をののしっていう言葉−の意味。ちなみに「極道」と書いて「きわめみち」と読むには送り仮名の「め」が必要で、広辞苑にそうした読み方の取り扱いはない。「道をきわめる」の漢字は「究める」が正しい。

(産経新聞) – 4月7日3時13分更新

(記事提供:とこ氏)


このニュースはかなり人によって意見が別れるところかもしれませんが、僕としてはまったく問題ないんじゃないかなと考えてます。むしろ、なぜここまで大事になったのやらと小一時間…


第一たかだか中学生が掲げる標語になにをそんなにムキになってるんですか、いったい。教師が強要したのならそれはまた問題かもしれませんが、記事中にもその教師の生徒の人気が高かったってあるので、そんなことはないんじゃないかな。それを大の大人が広辞苑まで持ち出して大人気ないと思いません?
読み仮名の改変や造語法は日本語の素晴らしいところの一つだと思うんですよね。英語じゃこんなユーモアは書けませんし…。


さらに、記事の下のほうには、

 大田区内の中学ではテスト問題に男性性器の長さを答えさせる問題が出題されたり、理科の授業中に十五歳未満の児童生徒の鑑賞が禁じられた「R15」指定の映画「バトル・ロワイアル」を視聴させるなどの不祥事が発覚している。



との注釈があるのですが、これって同一のカテゴリに属する問題ですかね。前者はただのセクハラ(犯罪)だし、後者もクラスで見るからには生徒に強要していることになりある種のハラスメントです。今回のニュースとは似ても似つかぬものだとおもうんですが、世の中にはつまらんことをこじつける輩の多いこと多いこと。

学校が死ぬほど嫌いだった僕ですが、中にはいましたよ良い先生も。こういう先生が担任だったら多少は学校に興味を持ってたかもなと思いました。


そういえば、ろくに通わなかった中学校時代に、うちのクラスにもありました。3年2組学級標語とかいうやつ。
えっと、なんだっけな。そうそう、そうだ。あれだ。うん。













納豆













なんか、学級旗には粘着質な大豆製品の可愛らしい絵と、達筆で書かれた「〜粘り強くのびのびと〜」というサブタイトルが誇らしげに掲げられてた気がします。

2 Responses

  1. のこったんまる

    教育問題って、今では何かとマスコミを含め目の敵にされていますね〜。どうしてこんなことが報道されるのかなぁ?教育については文句はいくらでもつけられるけど、新しい提案とか発想は、出たとたん消されていくので、実際、八方ふさがりですな。この文句を言った保護者の方は直接、極道先生にいちゃもんをいってないだろうなぁ。直接の意見のぶつかり合いの様なものもやってないんだろうなぁ。なんか、根本部分が直ってないまま、表面だけ取り繕った処分しているんじゃぁね〜〜・・・。ちなみに、おいらの通っていた小学校の昇降口で小学生用の下駄箱の中から覚醒剤と注射器が出てきたときがあったけど、あれにはびっくりしたな〜〜。

  2. 管理人

    >のこったんまる様
    日本は伝統的な告げ口制度が残ってますからね…僕も直談判はなかったと思います。
    人と違ったこと、新しいことを嫌う人が居る限りこういうのはなくならないんでしょうか。残念なことです。
    新教育要綱やらなんたらよりも、もっと根本的なところを変えない限り日本の将来に希望が持てませんね。
    教育の問題はたしかに時間を置かないと結果が出ないので改革がしにくい部分だとは思いますが、これからの日本に直に効いてきますからね。なんとかして欲しいものです。

    って、覚せい剤と注射器って…それはびっくりしますよ。そこまですごい小学校はさすがに始めて聞きましたw

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